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東海エリアを中心とした
情報をお届け

Ohisama Marchéおひさまマルシェ」では東海エリアで活躍されている方々やおススメの場所などを紹介し、東海エリアのいいところをお届けしていきます。

地元のいいひと いいとこ みーっけ♪

今回は、岐阜県大垣市にある「フラワーショップ あや」の柿本亜矢さんにお話を伺いました。
柿本さんはメインフラワーデザイナー兼スクール講師としても活躍されています。

●現在の仕事を始めたきっかけは?

母が花屋を始め、私が高校生の頃から自然と手伝いをしたことが、花と出会ったきっかけです。
その後、名古屋で就職し、働きながら花の勉強を続け、東京にある花の教室にも通っていました。
花に関する資格取得やデザインの勉強は大変でしたが、充実した日々を過ごしていました。
しかしある時、先生から「仕事をしながら花を学んでも上達しないよ」と言われ、悩みました。
ちょうどそんな時、母から「軌道に乗ってきた店を手伝って欲しい」という話もあり、
退職して花屋の仕事に携わる決意をしました。

●自身のキャリアを積むために、単身渡独!

母の店で働く日々を送る中、自分のキャリアについてずっと悩んでいました。
そこで、ヨーロッパの花屋を見てみたいと思い立ち、ドイツで花屋を巡るツアーに参加しました。
ドイツでは、運命的にも心惹かれる素敵な花屋と出会い、その後渡独して2年間働きました。
多くのことを学んだドイツでの生活でしたが、最終的には「母の店で働くことが
私にとって意義があるのではないか」との考えに至り、帰国しました。

●暮らしの中に花がある…

ヨーロッパでは、週末家に花を飾り家族で過ごす風習や、若者が待ち合わせの時に一輪の花を持って出かけたりと、
花が暮らしの中に馴染んでいます。日本では花に対して特別なイメージを持つ方が多いと思います。
特別なイベントで花ギフトを贈ったり、観光で花を見に行ったり…。
日本でも、生活の一部として気軽に花を楽しむことができるようになれば良いなと思っています。
そんな中、コロナ禍の時に「花のサブスク」を始め、お客様の来店時にロスフラワー(折れたり傷がある花)と
なりますが、毎日・毎回違った花をお渡しして楽しんでもらっています。
「花のある暮らし、ハレの日(特別な日)ではなく日常に花を」というコンセプトを大切にしています。

●これからの若い世代へ花の魅力を伝えたい

以前は、コンテストに出品することや、東京に学びに行くなど自身に磨きをかけることに力を入れていましたが、
今は学んだスキルを、お客様や若い世代に伝えていくことに重きを置くようになりました。
フラワーアレンジメントの学び方も時代と共に変化しています。
資格取得やお稽古事として学ぶ形式よりも、1回完結型のワークショップが人気なので、
もっと気軽に花が楽しめるような環境づくりを行っています。
また、「高校生花いけバトル」という大会の審査員も務め、若い人たちが花を身近に感じ、輝ける場所を作るための指導や育成にも力を入れています。

●今後について…

流行を取り入れながらも、最先端すぎず、お客様のご希望に寄り添う相談しやすい接客を心がけ、 「入りやすい」「また来たい」と思っていただけるような店づくりを続けていきたいです。

フラワーショップあや
住所 岐阜県大垣市加賀野3-55-3
TEL 0584-74-8783
URL https://www.flowershop-aya.com/

取材を終えて・・・(後記)

私も「花のある暮らし」を試してみました。部屋に1輪の花を飾るだけで、心が穏やかになりました。
皆さんもぜひ試してみてください。(江島)

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