TOKAI AREA LOCAL AWARD

●日本酒をはじめとする日本文化の魅力を海外の方にお伝えしていきたい・・・

名古屋に在住されている海外の方向けにホームパーティを開催したのがきっかけで、
日本酒の魅力を身近に感じてもらえる活動をスタートされました。
当初はホームパーティのための必要な食材や酒類一式をおひとりで準備し、
日本酒の造り方や飲み方の説明を英語で行い、日本酒の魅力や日本の文化に触れ合う機会を作られていました。
今では様々な出会いを通して、有名ホテルやお食事処に、季節の料理やその国にあったお酒をお届けしながら、日本酒をはじめとする日本文化の魅力を伝える活動をされています。

●インターンの学生さんの支えもあり・・・

海外の方に日本酒の魅力を伝える活動のなかで、インターンの学生の方々の協力が不可欠であったとのことです。
また、「美宴」の活動の幅を広げるために2020年に法人化した際にも、活動を支えていただいたそうです。
インターンの学生さんにとっては、𠮷田さんの活動を支えながら、「酒蔵への見学や酒類を管轄している国税局の方々に日本酒について生の意見をお伝えする機会が得られたことで、日本の文化をより知る経験ができたのではないかと思います。」と仰っていました。

●参加される方に合わせたセミナー・イベントの開催

日本酒の魅力を伝えるセミナーやイベントを、参加される方々に合わせた内容で企画し、開催されているそうです。
例えば、男性向けには「日本酒ダンディズム講座」と称して、ちょっぴり気になる体型を意識したお話や和らぎ水（日本酒を飲みながら一緒に飲むお水のこと）を取り入れたお酒の飲み方、女性向けには麹菌の効果を交えながらの美容のお話など、参加される方が興味をお持ちいただけるような内容を考えていらっしゃいます。
現在、コロナ禍で様々なイベント活動が制限され、思い通りのイベントが開催できない状況の中、オンラインでも開催することで、コロナ禍で苦しい業界でも自分達でどうにかしよう！と酒蔵の方々や食事を提供してくださる方々と創意工夫されているそうです。

●今後の活動について…「海外の方々に日常生活の中で日本酒を楽しんでもらいたい。」

「日本酒はアジアでは浸透してきています。欧米でも日本酒の知名度は高まってきてはいるのですが、実際、酒屋さんに探しに行っても、なかなか店頭に並んでいないんです。
また、取り扱いがあっても、分かりにくい場所に置いてあったりするのが実情なんです。
その中で、日本酒が日常生活にも浸透するように、例えば、イタリアは日本と緯度がほぼ一緒で四季もあり、環境的にイタリア料理は日本のお酒とも相性が良いんです。
なので、イタリアで料理に合うワインが気軽に飲まれているように、日本酒も簡単に手に取ってもらえるような環境にしていって、もっと日本酒の魅力、日本の和の文化を広めていきたいです！」と今後についても語っていただきました。