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  • 第21回「三藤」

東海エリアを中心とした
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Ohisama Marchéおひさまマルシェ」では東海エリアで活躍されている方々やおススメの場所などを紹介し、東海エリアのいいところをお届けしていきます。

地元のいいひと いいとこ みーっけ♪

今回は、岐阜県池田町にある「合同会社三藤」の関口 結香さんにお話をお伺いしました!
関口さんは、岐阜県産の富有柿のみを使用した「柿みつ」を作られており、その「柿みつ」は
「ぎふ女のすぐれもの」にも認定されています。

●柿だからこそできるモノ、美味しいモノを作りたい…

柿の良さを活かすために、“柿らしさ”を大切にしたモノ作りにこだわっています。
「柿みつ」は、昔から地元岐阜で愛されている富有柿の中でも規格外の柿を使用して、砂糖や添加物を使わず、 純度100%のカラダに優しく安全な「シロップ」として仕上げています。
他の食材に替わるモノとしてではなく、柿だからこそ出来たモノとして今後もこだわりを持って作っていきたいと思っています。

●「柿みつ」誕生秘話…偶然の産物⁉

実は、初めは「柿酢」を作りたかったんです。
皮のまま潰して、容器に入れておくと簡単に柿酢ができることを知ったことがきっかけでした。
柿が出回る時季になり、興味本位で試しに作ってみると「柿酢」は出来たのですが、青臭くて美味しくなくて…。
どうにかして美味しい「柿酢」ができないかと、岐阜県食品科学研究所に相談に行き、酸度の測定や酢酸菌を分けてもらい、そこからたくさんお世話になりながら試行錯誤を繰り返しました。
そして、「美味しい柿酢とは何だろう」と考えていた時に北九州に甘いお酢があることを知り、これだ!と思って、甘い柿酢を目指すことにしました。
原液を甘くすることで、甘いお酢ができる…その元となる甘い原液こそが「柿みつ」なんです。
ただ、柿みつは濃度が濃いため、上手くお酢になりませんでした。
そこで、また岐阜県食品科学研究所に相談に行ったら、「柿酢ではなく、この柿みつを商品にしたら良いのではないか」とアドバイスをいただき、そこで「柿みつ」が誕生しました。

●これからも柿の新しい可能性を見つけていきたい!

柿みつの次は、柿の「餡」を商品化したいと考えています。
柿みつを作る工程でどうしても余ってしまう柿の実を活かした、「柿餡」を使用した和菓子が出来たらと。
今は岐阜県伝統の鮎菓子の餡として、大垣市の老舗の製餡所と商品化に向けた開発を進めています。
そのほかにも、柿の実を乾燥させて粉末にし、それを飼料としたブランド卵も作れたらと考えています。
あと、「柿みつ」を岐阜のお土産や贈り物として使ってもらえるように、「ぎふ女のすぐれもの」に認定された商品とコラボレーションして、お土産BOXなどを作れたらと考えています。
でもやはり、「柿酢」も諦めきれないんですけど…

取材を終えて・・・(後記)

思い立ったが吉日⁉すぐに行動に移して、とにかくやってみる!という
関口さんのアクティブな一面に触れることができ、元気をたくさんいただき
ました。
そして、甘い柿みつに関口さんの優しさも感じました。(高橋)
合同会社三藤
住所 岐阜県揖斐郡池田町下東野553-12
URL https://www.mifujillc.com/

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