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  • 第27回「丸新製陶」

東海エリアを中心とした
情報をお届け

Ohisama Marchéおひさまマルシェ」では東海エリアで活躍されている方々やおススメの場所などを紹介し、東海エリアのいいところをお届けしていきます。

地元のいいひと いいとこ みーっけ♪

今回は、岐阜県土岐市で陶器の食器や雑貨を販売している美濃焼の製造メーカー「丸新製陶」の
塚本 玲子さんにお話をお伺いしました!

●実家の会社をご主人さまと継ぎ、試行錯誤しながら陶器と向き合う毎日

実家である「丸新製陶」で幼い頃から陶器に触れ、自然と陶器製作の道へと進んだ塚本さん。
ご主人さま(現社長)と会社を継ぎ、現在は陶器製作の中でも、主に「銅板絵付け」という仕事に携わっていらっしゃいます。
「銅板絵付け」とは紙に刷られた文様を器面に転写する技法で、一つ一つ手作業で行われます。
「陶器製作は、良いと思って作っても、いざ製品となるとなかなか上手くいかないこともあります。
試行錯誤の繰り返しですが、『次はどういう風に作ろうか、何を作ろうか、こうしたらできるのでは』とチャレンジして製品が完成した時の喜びはひとしおで、やりがいがあります。この仕事が楽しいです!」と話されました。

●これからはご子息さまの成長を見守りながら…目指せ100年企業!

これからについては、「焼き物や経営の勉強をしている息子にあまり口出しせず、成長を見守っていきたいと思っています。そして、会社を設立して75年目。『目指せ100年企業』を掲げ、社員一丸となってこれからも良いものを作り続けていきたいですね。」と話されました。

●ご主人さまとのカフェ巡りとお孫さんと過ごす大切な時間

ご主人さまと市場調査も兼ねて、カフェへ行くことが多い塚本さん。
カフェでは、出された料理やドリンクよりも器が気になるそうで、器を手に取って、
「この器は持ちやすい、使いやすい」などと日々研究されているそうです。「もう趣味ですね。」とも仰っていました。
また、自社製品がどのように使われているか確認するために、お店を訪れることもあるそうです。
そして、最近では、お孫さんと公園など外へ出かけることも多くなったとのこと。
お孫さんと過ごすことで心をリフレッシュし、また、陶器と向き合う。そんな時間が増えたそうです。

●製品が作られている工場も見学させていただきました!

まずは、製品の製作工程の説明から。
主な工程は、まず土で形を作り、足などがついている製品にはそれらの部品を取り付け、素焼きを行います。
その後、絵付けを行い、釉薬を塗る作業へ。
そして、窯で焼いて完成です。
一つの製品が出来上がるまでに多くの方が携わっていることを知ることができ、
陶器の奥深さに触れることができました。

社員の皆さんが生き生きとした表情で仕事をされており、とても活気のある職場でした。
誇りと自信を持ったもの造りをしておられるのが伝わってきて、背筋が伸びる思いでした。

丸新製陶有限会社
住所 岐阜県土岐市駄知町1252-2
URL https://marushin-pottery.jp/

取材を終えて・・・(後記)

「仕事が楽しい!」と話される塚本さんの笑顔が印象的でした。
「次は何を作ろう、とりあえずやってみよう!」と常に前向きで、
何事にもチャレンジされる塚本さんからは、内面から溢れる美しさを感じることができ、
私自身も背中を押していただきました。(高橋)

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