東海エリアを中心とした
情報をお届け
「おひさまマルシェ」では東海エリアで活躍されている方々やおススメの場所などを紹介し、東海エリアのいいところをお届けしていきます。
今回は、起業を目指す女性の支援や、未来を担う子どもたちの夢を応援することを目的に、
2024年5月に岐阜県大垣市の商店街に女性と子どもの支援・育成拠点「See tree」をオープンした
栗田恵世(くりたやすよ)さんにお話を伺いました。
●大垣の商店街で女性起業支援の育成拠点を開設された経緯やきっかけは?
元々、父が大垣の商店街でフランス料理のレストランを営んでおり、この地で育ちました。
私自身は、地元の企業に就職した後に、社会保険労務士として転職しました。
中小企業の経営者の方々の悩む姿を見てるうちに、同じ悩みに苦しんでいた両親の姿が重なりました。
そして、父への恩返しも込めて、中小企業を支援する経営コンサルティング会社を
立ち上げました。
以降、「岐阜県よろず支援拠点」や「三重県津市での創業アドバイザー」などを務め、
これまで800名以上の女性の起業支援に携わりました。
様々な方のサポートをしていく中で、マーケットの把握やテストマーケティングができる場が
必要であると強く感じるようになりました。
そんな時、地元大垣の商店街テナントに空きがあることを知ったのをきっかけに、
「See tree」を開設することとなりました。
●「See tree」では、具体的にどのようなことができるのでしょうか?
「See tree」では、スタートアップスペースに入居して起業するまでの「はじめのいっぽ」を
踏み出したり、カフェスペース・キッチンスペースを活用したテストマーケティングを
行うことができます。
自分の提供したいお菓子をキッチンでつくり、カフェで提供して、お客様の声を集めることもできます。
実際にマーケットに出る前に、商品・サービスをブラッシュアップさせることは、
長く事業を継続させていくためにはとても大切なことなのです。
また、活動していく中で多くの悩みや壁にぶつかることがあると思います。
「See tree」では、起業家同士のコミュニティでお互いを支え合うこともできますし、
経験豊富な専門家に相談することもできます。
●今後のビジョンを教えてください。
「See tree」は、長い間スタートアップスペースに入居していただくのではなく、
半年から2年の間に卒業して、起業することを目標としています。
「See tree」を巣立った方々が、さまざまなお店をオープンしてくださる将来を
楽しみにしています。
また、昨今多くの中小企業で人材不足が懸念されているかと思います。
そのような企業のニーズと地域の女性が持つスキルをマッチングさせるような役割も
担っていけたらと考えています。
これからも「See tree」を通じて、地域社会を豊かにするサポートをしていきたいです。
See tree.(シー・ツリー) | |
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住所 | 岐阜県大垣市郭町2丁目36番地 二の丸ビル1F |
URL | https://www.seetree.jp/ |
<取材後記>
「See tree」では、インテリアコーディネーターや子どもの教育支援など、さまざまなバックグラウンドやスキルをもった女性が活動をされており、私自身もとても刺激を受けました!女性たちの一歩前に進む勇気を後押しする「See tree」と、今後「See tree」から巣立っていく女性たちの活躍が楽しみです!
(竹村)
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