「1つのカゴに卵を盛るな」・・・「分散投資の効果」
「資産運用」には興味があるけど、価格の変動がこわいというあなたに・・・
ここでもう1つ、リスクを抑える方法として「分散投資」をご紹介します。
分散投資には・・・
「資産・銘柄の分散」や「地域の分散」のほか、投資する時間(時期)をずらす「時間の分散」という考え方があります。
この「分散投資」と前回お伝えした「長期投資」を組み合わせることにより、リスクを抑えた運用を行うことができます。
■「資産・銘柄の分散」
投資対象となる資産や株式等の銘柄には様々なものがありますが、それぞれの資産や銘柄は、常に同じ値動きをするわけではありません。
例えば、一般的に、株式と債券とでは、経済の動向等に応じて異なる値動きをすることが多いと言われています。
(例えば、株式が値上がり↑するときには債券が値下がり↓するなど)
こうした資産や銘柄の間での値動きの違いに着目して、異なる値動きをする資産や銘柄を組み合わせて投資を行うのが「資産・銘柄の分散」という手法です。
こうした手法を取り入れることで、例えば特定の資産や銘柄が値下がりした場合には、他の資産や銘柄の値上がりでカバーする、といったように、保有している資産や銘柄の間で生じる価格変動のリスク等を軽減することが期待できます。
卵を1つのカゴに全部入れた場合(投資先が1つの場合)、
そのカゴを落とすと、卵は全部割れてしまいます。
一方で、複数のカゴに分けた場合(投資先を分けた場合)、
1つカゴを落としてもほかの卵は無事です。
■「地域の分散」
- 投資対象の資産や株式等の銘柄に様々なものがあるのと同様に、投資する対象が存在する地域も日本とは限りません。
したがって、投資対象の資産や銘柄の価格は、投資対象となっているものが存在している国や地域の状況、為替変動などによって、様々な値動きをすることになります。 - そこで、こうした投資対象地域の性質による値動きの違いに着目して、異なる状況にある地域の資産や銘柄、通貨を組み合わせて投資を行うのが「地域の分散」という手法です。
- こうした手法を取り入れることで、例えば特定の地域の資産や銘柄が値下がりした場合には、他の地域の資産や銘柄の値上がりでカバーする、といったように、保有している資産や銘柄の間で生じる価格変動のリスク等を軽減することが期待できます。
■「時間の分散」
一度にすべての資金を投資せずに、購入時期を何回かに分けることによって購入価格を平均化させ、価格変動による影響を抑える効果が期待できます。
以前ご紹介したドルコスト平均法を活用したコツコツとつみたてる投資は時間分散の一つです。
ご自身のライフプランやリスクの許容度に合わせて無理のない範囲で、
「分散投資」や「長期投資」を活用した資産運用を考えてみませんか?
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